葬儀の多様化と遺言の意義~葬儀の最新トレンドは家族葬~

遺言の在り方

昨今の終活ブームのせいか、遺言作成に抵抗の無い人も多くなりました。遺産があろうがなかろうが作成する人も増えてきました。遺言作成する意義は何でしょうか。1つは、残された人が故人の遺産をめぐり家族間で争うことがない点でしょう。遺言作成がなされていなかった為に、家族間で泥沼の相続トラブルが発生している事例もあります。また、遺言作成をしておくと遺産の名義変更がスムーズに行われます。遺産を分けるには相続人全員の合意が必要です。その為に遺産分割協議を行う必要があります。これは時間と手間がかかり結構な労力を強いられます。その点、遺言作成をしておくと故人の遺志が明確なので遺産分割協議を行うことなく相続手続きを行うことができます。

遺言作成において最近増えてきている事例があります。それは自分の飼っているペットに自分の遺産を相続させるというものです。これはペットを飼っている人が高齢となり自分亡きあとにもペットが幸せに暮らしていけるようにと考える人が多くなった背景があります。しかし、問題があります。動物には相続権は当然ありません。その為、遺言作成をし自分亡き後にペットを責任をもって飼育してくれる人に遺産を譲るという内容を記載することになります。でも、その人たちがちゃんとペットの為に自分の遺産を使ってくれるかどうかはわからないものです。不確実ですが、今の現状ではこの手しかありません。自分亡き後にペットをちゃんと飼育してくれるかどうかを見極めた上で遺産を譲る遺言作成をしましょう。